【大相撲】稀勢の里が進退を懸ける場所で、毎日息切れ～まだ横綱・稀勢の里を見ていたい【2018.9秋場所】

2018年大相撲秋場所！！

今場所が始まるときに最も気がかりだったのは！！　ズバリ稀勢の里でした！！

↑八場所連続休場したのちの出場で、ただでさえ「まだ万全ではないのではないか」と心配なのに、本人は「今場所に進退を懸ける」なんて表明していると報じられ、ええーーっ、ちょっと待ってよ、進退を懸けるって、何？？

懸けんでいい

進退を懸けるっていうことはだよ？　つまり、今場所の成績が思わしくない場合、現役を退くつもりだということ？？

いや……。

いやいやいや！！

ちょっと待って、そんなのやめてくれよ、進退なんて、そんなもの懸けんでいい！！

こっちとしては、あとどれだけでも休場してくれていいから、稀勢の里には横綱でいてほしいんだ。

真面目な稀勢の里のことだから、現状に忸怩たる思いがあり、横綱の責任として進退を懸けるという気持ちになるのは想像できる。

けど！！　もし本当に負けが込んで、稀勢の里が土俵から去る……なんてことになったら、悲しすぎるよ！！

まだ、稀勢の里が横綱になってからの相撲、全然堪能できてないよ！！

やめて！！　稀勢の里！！　早まらないでーーーーっ！！

毎日息が止まる

今までは、たとえ贔屓の力士が負けても、それがすぐに「引退」につながることはないから、「また次、来場所、頑張ればいい」と希望を持てました。

けれど今場所の稀勢の里は、負け、即ち、引退。

もう後がない。崖っぷち。ひどすぎる。きつすぎる。

↑ですから、今場所、稀勢の里の取り組みを見るときは、こんな風に、今までにないくらいの渋面になってしまっています。

ハラハラドキドキ！！　と手に汗握る感じではなくて、「うわあぁぁぁぁ～～～」と、命の危険がある曲芸（剣を飲むとか）を見ているときのように、緊張して恐怖を覚える感じ。息が止まります。

無事勝っても、ホッとはできず、ぜえぜえしながら目を閉じて呼吸を整えたくなります。

こんなに、毎日がやっとやっとの綱渡りというような感覚を抱かせる相撲というのがあるんですね。

VS千代の国

初日から連敗なんかになったらどうしようと思っていたのですが、稀勢の里は、辛くも連勝を守り、六日目は一敗を喫したものの、まずまずの好成績。

あーー、このまま、なんとか頑張ってほしいーーー！！

と祈って迎えた七日目。相手は千代の国です。

（画像出典：2018年9月15日放送　NHK総合1　大相撲秋場所七日目）

↑立ち合い、頭同士が激しくぶつかり、「ゴン」と鈍い音が響きました。普通だったら頭蓋骨が割れてしまいそうだよ。力士ってすごいなあと思う瞬間です。

↑千代の国はその後、「喉輪（のどわ）」をしたり……。

↑はたき込んだり……。

↑足を飛ばしたりと、千代の国らしい、息もつかせぬ連続攻撃で攻め立てます。

そんな千代の国にも冷静に対応していた稀勢の里ですが……↓

↑土俵際で投げをうたれそうになって、危なぁぁぁ～～い！！

↑しかしなんとかこらえ、最後は千代の国の足が先に土俵外に出て、稀勢の里の勝利。

……ゼエ、ゼエ。

今日も危なかった

はあ……良かった……。と胸をなで下ろしている最中、アナウンサーが言いました。

寄り切り、稀勢の里の勝ちです。いやあしかし、今日も危なかった！

「今日も危なかった」って（笑）。稀勢の里もずいぶんな言われようだなと思いました（笑）。（いや確かにそうも言いたくなるような日々ではあるけれど）

尾車親方

そして、尾車親方の言葉。

まあお客様としては見ていてハラハラする面白い相撲なんでしょうけど、私にはもう心臓に悪いです。なんとか復活してもらいたいと思ってますんでね、本当に心臓に悪いです。

これを聞いて、いや、こっちとしても心臓に悪いですと言いたくなりました。

そんな、稀勢の里の進退が懸かってるっていうのに、そんな、ハラハラして面白いだなんてのんきなことを考えられるわけないじゃないですか！！

稀勢の里の土俵入りを、これからも少しでも数多く見たいんですよ！！

ようやく誕生した日本人横綱の火を、絶やしてほしくないんですよ！！

大事な横綱・稀勢の里ですよ！！

このままなんとか！！　頑張ってほしい！！

↑こんな、稀勢の里の新商品も出たばかりなんだし（写真、向かって右から二番目の人形が稀勢の里）！！

まだまだ横綱でいてくれるって信じているからね！！

頑張れ稀勢の里！！