2013年12月8日、テレビ東京「ソロモン流」で坂東元さん(旭山動物園 園長)が取り上げられました。
旭山動物園の新施設「きりん舎・かば館」オープンまでの密着ドキュメントのような感じで、キリンやカバがどのように新施設に順応していったかが描かれていました。
その中で、一番印象に残ったのが、カバの百吉(ももきち)が初めて入った水深3メートルのプールで溺れそうになったシーン。
もがく百吉
↑プールの浅瀬で足を滑らせ、深みに投げ出された百吉。驚いたように激しく身をよじらせもがきます。
↑けれど、すぐに落ち着きを取り戻してスーッとプールの底に着地。そのままプールの床を蹴り、軽やかに浅瀬へ舞い戻っていくのです。
カバの、野生動物としての水泳能力を垣間見られたシーンでした。
市民広報にも掲載
そのときのことが、旭川市民広報誌2013年12月号内の旭山動物園園長エッセイコーナー「動物園からの手紙」にも載っていました。↓
『百吉は、(略)足を踏み外しました。かっと目を見開き、芋虫のように体をくねらせて沈んでいきました』との描写で、百吉が「かっと目を見開」いていたことを知りました(笑)。
命の危機を感じた、必死の形相だったのでしょうね。テレビの映像だけではわからない情報で、興味深かったです。
(上記の園長エッセイ全文は「園長(ゲンちゃん)日記」で読めます。
最後に行って10年
(画像出典:こうほう旭川市民2013年12月号p.10)
↑旭山動物園は地元ですが、最後に行ってからもう十年近く経とうとしています。その間に「オオカミの森」や「てながざる館」、そして今回の「きりん舎・かば館」など、多くの新施設がオープンしました。
今の旭山動物園はどんな風になってるんだろう?
機会を見つけて、また行ってみたいなと思いました(そしてカバの優雅な泳ぎを見る!)。