2025年夏場所は大の里の優勝で幕を閉じました。
この大の里が、横綱昇進確実とのことで、個人的にあまりその活躍ぶりを追えていなかった力士のため、番付上位で強いことはわかっていたのですが、横綱と言われて「え、もはや横綱? そんなにすごい成績だったっけ? 何か、つい最近幕内に入ってきた印象があるんだけど……あれ?」と驚いてしまいました。
スピードがすごい
↑大相撲中継内でその成績が紹介され、それを見てやっぱり「エ゛ーーーー!!」とびっくり。
↑新入幕が去年の初場所(2024年1月)。そして2025年5月に横綱昇進決定ですか??
エ゛エ゛ーーーーー?? そんなことあるのーーー??
横綱は苦労してなるイメージ
横綱といえばですよ? 稀勢の里のように、もう長く長く大関に留まって、あと一歩、あと一歩のところで何度もダメで、それでようやっとなれるものという印象が強かったです。
大関まで行っても、横綱には届かなかった力士も大勢見てきました。
それが、豊昇龍は、かなりスピード昇進で横綱になった印象があったのですが、それでも新入幕が2020年、横綱昇進が2025年であることを考えると、大の里のスピード感が凄まじいことがわかります。
稀勢の里にとっても良かった
いやしかし、大の里、新入幕から今場所に至る九場所中四場所も優勝しているなんてすごいですね。
稀勢の里以来、八年ぶりの日本人横綱が爆誕。しかも稀勢の里の弟子。
エエーーーそんなミラクルあるぅーー??
稀勢の里は、せっかく横綱になれたのに、新横綱になった場所(2017年3月)に負った大怪我のせいで横綱でいられた期間が短く、それは私としても残念なことだったので、稀勢の里の弟子から新しい横綱が誕生したことは稀勢の里にとっても喜ばしく、張り合いのあることだろうと、稀勢の里に「良かったね!」と声を掛けたい気分になりました。
他の力士の手本に
大の里はまだ24歳(来月の誕生日(6月7日)で25歳)。
そんな若い力士が、横綱になるってことがあるんですね。
豊昇龍が出てくるまでの横綱は、けっこう体もボロボロで、限界が近い力士が必死に務めている感じでしたが、あっという間に若く勢いのある二人の横綱が火花を散らす状況となりました。
私は、横綱には、ただ単に強いというだけでなく、相撲道を体現した、他の力士の手本となるような相撲を取ってもらいたいと思っているのですが、そのへん、稀勢の里は大の里にしっかり心得を伝授してほしいです。
どんな横綱になるか
大の里は、背が高くて、相手が押してもどっしり重たく動かないというような印象があります。
今後、横綱としてどんな相撲を見せてくれるのか。期待しています。頑張ってほしいです。
豊昇龍VS大の里の一番はきっと毎回盛り上がるだろうし、次の横綱も誕生したら良いなと思うし、大相撲に新たな流れが生まれて面白くなってきましたね。
来場所以降も注目していきます。大の里、良い横綱になってね!