2018年大相撲名古屋場所七日目。
昨日、遠藤の取り組み後に、決まり手とともに表示される翌日の対戦相手を見て「えっ」と思いました。↓
(画像出典:画像出典:2018年7月13日放送 NHK総合1 大相撲名古屋場所六日目 画像内円は筆者)↑「あす 旭大星」……。
ウヒョー。ついに遠藤と旭大星が当たる日が来るのか!
どちらにも負けてほしくはない。けれど、廻しをつかんでどっしりと相手を寄り切るような相撲を取れる遠藤がやはり有利かな……。
初顔合わせ
そんなことを考えながら迎えた今日、七日目。
遠藤と旭大星が土俵に上がりました!↓
(画像出典:画像出典:2018年7月14日放送 NHK総合1 大相撲名古屋場所七日目)↑おおーっ。遠藤と旭大星の名が並んでいる!!
(画像出典:画像出典:2018年7月14日放送 NHK総合1 大相撲名古屋場所七日目)↑旭大星とは同郷というだけなのに、なぜかそれだけで旭大星に自分が重なり、まるで私自身が遠藤と初めて顔を合わせたような、ちょっとミーハーな気分になりました(笑)。
いや~、それにしても旭大星、すごいよ! あの、角界きっての人気力士、幕内上位常連の実力者遠藤と本場所の土俵で対戦できる日が来るなんて!
取り組み…餅のような遠藤
そして取り組み開始!
(画像出典:画像出典:2018年7月14日放送 NHK総合1 大相撲名古屋場所七日目)↑旭大星は、まともに遠藤と組もうとせず、はたき、いなし、かわしながらスキを探ろうとします。
しかし!! それを遠藤が許さない。
旭大星が遠藤をいくらかわそうとしても、遠藤は、餅(もち)のように、旭大星に粘りつきます。
こんな巨大な白餅に取り込まれたら最後、逃げることはできない。そんな風に思わせる、まったくスキのない攻め手が続きます。
(画像出典:画像出典:2018年7月14日放送 NHK総合1 大相撲名古屋場所七日目)↑そして最後、遠藤を突き放そうとした旭大星が逆に突き飛ばされるような形になってバランスを崩し、土俵外へ。
終始、遠藤が優勢の相撲でした。
(画像出典:画像出典:2018年7月14日放送 NHK総合1 大相撲名古屋場所七日目)↑しかし、旭大星にとっては良い経験になったと思います。遠藤のようなスキのない相撲巧者に太刀打ちすべく、稽古に励んでほしいです。
楽観的な解説陣
それにしても、私が驚いてしまったのは、取り組み後の解説です。
アナウンサーが「遠藤に安定感がありますね、今場所」と言うと、解説の親方が
先場所、腕の怪我ですか? 心配はまったくないですね。より強くなっているような気がしますけども。
と返答。
……いやいやいや!! 心配、ありまくりますから!!
腕の筋肉三本のうち、一番大きいのが切れたままの状態ですからぁぁぁーー!!(参考:中日スポーツ)
遠藤の足にも楽観的
そして続けてさらにアナウンサーが「それから苦労していた膝あるいは足首も先場所あたりから問題ないですもんね」と言うと、
そうですね、まったく包帯も無いですし、柔らかさ、相手がちょっと苦労するくらいの柔らかさの感じですね、膝が曲がってますし
と親方。
……いやいやいやいや!!! 全然、完治には至ってませんからぁぁーー!! 遠藤は、相当痛くても「白いものをつけない」力士として有名なので、そこだけで判断できませんからぁぁーー!!
問題は、あるんだよ。でも、それをそうと見せないで、そういう中でもなんとか勝とうとして頑張っているというだけなんだ。
……と、ここまででもだいぶゼエゼエしていたのですが、極めつけが次の話題。
優勝…
遠藤、チャンスですね、今場所は。優勝のチャンスです。
と明るい声で言い切ったのは、解説の舞の海さん。
ゆ、ゆ、ゆ、優勝となーーーー??
いや、いやいやいや……。
そりゃね、優勝できたらすごいですよ。嬉しいですよ。そういう風に、遠藤を前向きにとらえてくださるのはファンとしてはありがたいですよ。
でもちょっと気が早すぎるだろぉぉぉーーー。
私には、遠藤が「足も腕も痛い中をギリギリで戦っている」という風に見えているので、とにかく怪我を悪化させず場所を終えてほしいという気持ちが強く、「優勝」なんてそんな、遠い理想を夢見る気にはなれません。
北の富士さんまで
でも、遠藤に対して「優勝」を意識しているのは舞の海さんだけではないようで、北の富士さんまで「もうひと踏ん張りして優勝争いに名を連ねてほしい」とおっしゃっていたとのこと(引用:@co49724625)。
……まあ、今場所は確かに横綱が全員不在で、優勝候補の栃ノ心まで休場になるし、遠藤が頑張ってくれれば今場所の見所が増えて盛り上がるとは思いますが……。
う~~ん。一体どうなることやら。
遠藤自身は、『後半戦に向けても「変わらない」と話し、平常心を貫いた』(引用:時事ドットコム)とのことで、いつも通りのマイペース。
私も、変に悲観的にも楽観的にもならず、淡々と日々の取り組みを見つめたいと思います。
とにかく!! 頑張れ遠藤!