2018年名古屋場所三日目。遠藤の対戦相手は千代翔馬でした。
(画像出典:画像出典:2018年7月10日放送 NHK総合1 大相撲名古屋場所三日目)↑新小結で迎えた先場所で右腕を負傷し負け越してしまった遠藤。
仕切り直しの今場所は初日から二連勝で調子が良さそう。今日はどうなるか?
飛んだ
(画像出典:画像出典:2018年7月10日放送 NHK総合1 大相撲名古屋場所三日目)↑さて、はっけよい……。
(画像出典:画像出典:2018年7月10日放送 NHK総合1 大相撲名古屋場所三日目)↑のこった! となった瞬間、千代翔馬がグワッと右に飛びました。
「うわっ」と、見ていて思わず声が出ました。
変化って、相撲の勝負において、やった方が有利でやられた方が不利というイメージがあります。
変化をした力士が負けることももちろんあるわけですが、大関・横綱戦なんかでは、変化をした方が勝つような場面を見ることが多かったので、変化はできればやられたくない。
ですから、千代翔馬が飛んだとき、とっさに、「うわっ! 遠藤危ない!!」と思いました。
いつの間にか勝つ
(画像出典:画像出典:2018年7月10日放送 NHK総合1 大相撲名古屋場所三日目 画像内矢印は筆者)↑しかし遠藤、慌てず騒がず、すかさず左腕を千代翔馬の背後に回し、千代翔馬をしっかりとらえます。
(画像出典:画像出典:2018年7月10日放送 NHK総合1 大相撲名古屋場所三日目)↑そして、少しもみ合ったと思ったら、千代翔馬がフラッとバランスを崩して土俵に倒れました。
あ……あれ?
今、何があったの? 遠藤、どうやって千代翔馬を倒したの?
固定しつつ、倒す
遠藤が千代翔馬のバランスを崩した方法がわからなくて、録画を何度もコマ送りで見て確認したのですが、よくわからない。
けれどよく見返して、「多分こういうことなのかな?」と思ったのがこちら。↓
(画像出典:画像出典:2018年7月10日放送 NHK総合1 大相撲名古屋場所三日目 画像内円は筆者)↑遠藤は、自分の左膝で、千代翔馬の右腿が動かないように固定。同時に、千代翔馬の上半身に後ろ向きの力を加える。
こうすることで、後ろに押された千代翔馬がバランスを取りたくても右腿が固定されていて動けない状況に持ち込んで、転ばせた。
……ということなのかな?? はっきりしませんが、そんな風に見えました。
巧みすぎる
それにしても……相手が勝手に転んだように見える、魔法のような相撲。
相変わらず遠藤は相撲が巧みすぎます!!
(画像出典:画像出典:2018年7月10日放送 NHK総合1 大相撲名古屋場所三日目 画像内円は筆者)↑決まり手は「切り返し」。……き、「切り返し」? そんな決まり手、初めて聞いたよ。
遠藤の相撲は多彩だなあと思わされます。
初の三連勝
これで初日から三連勝。「幕内では自身初の三連勝」とアナウンサーに紹介されており、「えっ、そうなの??」と思いました。
過去に、三日続けて勝ったことは絶対にある。
ということは、初日からの三連勝が初めてということなのかな? と思っていたら、やはりそういうことのよう(*1)で、それはすごい! と盛り上がりました。
ただ、一見すっかり良くなったように見える腕の怪我が、実はまったく良くなっておらず、追手風親方曰く
(筋肉)3本のうち一番大きいのが切れている(*2)
状況だということで心配です。
けれどその怪我のおかげで「攻めの形が良くなった」(*3)側面もあるようなので、前向きに考えたいです。
(参考、引用*1*2*3:中日スポーツ)
足も痛くて腕も痛くて、本当に大変だとは思いますが、そんな中でも勝機を探って勝ちにいこうとする、淡々と諦めないで頑張る遠藤を応援します! 頑張れ遠藤!!