大相撲において、十両・幕内力士の化粧まわしを見るのも楽しみの一つ。
手織物みたいで綺麗
今まで色々な化粧まわしを見ましたが、その中で私が最も好きなのがこちら。↓
(画像出典:2014年9月24日放送 NHKBS1 大相撲秋場所十一日目)↑ロシア出身31歳、阿夢露(アムール)の化粧まわし。
By FourTildes[CC-BY-SA-3.0], via Wikimedia Commons↑なんとなく北欧を思わせる、現代的でお洒落なデザインで、オオカミの背景の青を基調としたグラデーションがまるで手織物のような雰囲気を醸しているのが素敵です。
↑こういう感じ。
グラフィックデザイナー
<阿武松部屋>絵画鑑賞が趣味の阿武松親方。阿夢露が新十両の時に贈られた化粧廻しの原画、グラフィックデザイナー松永真さんの作品とともに。#sumo pic.twitter.com/HfU7YthvTB
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) 2014, 11月 8
↑原画はグラフィックデザイナー松永真(まつながしん)さんの作品なのだと二日前の相撲協会公式ツイッターで紹介されていました。海外の絵本作家の作品っぽいと思っていたので、日本人の作品であったことが少し意外でした。
この松永さんという方は、調べたところ、「資生堂 ウーノ」や「スコッティティッシュ」などのパッケージデザインを手がけていて、先進的なデザインを得意としているようです。↓
ピンク
さて、その阿夢露。2002年の初土俵から12年経った今場所、新入幕を果たしました。
新入幕までにかかった「所要74場所」は、外国出身力士としては最も遅い記録なのだそうです。よくここまで頑張ったと思います!
初めて「幕内土俵入り」で見る阿夢露の化粧まわし。注目していたところ……ん?
(画像出典:2014年11月10日放送 NHK総合 大相撲九州場所二日目)↑あ、あ、あ、あれ? 色が違うっ!!
今まではブルーのグラデーションだったのがピンクになってるっ! 空に浮かんでいた月も、赤々とした太陽に変更!
ほ、ほ、ほ、そうかあ~。幕内昇進を記念して、新しい化粧まわしが贈られたんだね。めでたい感じで良いよ!
でも、ピンクを見ると、どうしても思い出してしまうのが……。
(画像出典:2014年9月14日放送 NHK総合1 大相撲秋場所初日)↑遠藤……(笑)。
あんな派手なピンクを身につけるのは遠藤しかいないと思っていました。阿夢露、なかなかやりますね(笑)。
追記:阿夢露引退
2018年5月14日、阿夢露の引退が報じられました。↓
<二日目の様子>元幕内 阿夢露が引退届を提出し、国技館で師匠の阿武松親方とともに引退会見を開きました。思い出の一番を、2011年11月場所で勝ち越しを決めた千代鳳との取組を挙げ新十両を決めた取組を挙げました。#sumo #相撲 pic.twitter.com/ETopiwQsBj
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) 2018年5月14日
↑取り口が真面目で好感を持っていた力士だったので、引退というのは寂しいです。あの素敵な化粧まわしももう見られなくなるのですね(涙)。
私の中で、あの化粧まわしは殿堂入りです。阿夢露という力士の名とともに、ずっと忘れません。
今後については
勉強してトレーナーを目指したい。いろんなスポーツ選手をサポートして、日本とロシアのために頑張りたい(*1)
と語っているそうで、ぜひ、今までの経験を生かして活躍してもらいたいです!(引用*1スポニチアネックス)