大相撲名古屋場所が四日後(2015年7月12日)に初日を迎えます。
遠藤関!! pic.twitter.com/nDUCJEuAKj
— みうらっち (@HGVmlszrYb75vNz) 2015, 6月 30
↑注目の遠藤は、前頭12枚目での出場となります。
膝が心配
しかしながら気がかりなのは遠藤の左膝。
今年の春場所(三月)に大怪我を負い、次の場所(夏場所:五月)への出場は絶望視される中、場所が始まる五日前に土壇場で出場の意向を表明。
膝の状態が悪化することを懸念して冷や冷やしている周囲の心配をよそに、サポーターの一つもつけずに相撲を取り続け、六勝九敗という成績を残して名古屋場所での幕内残留を決めました。
自分の相撲道に果敢に挑戦する姿は勇ましく、拍手喝采なのですが、でもやっぱり現在においても完治にはほど遠いであろう左膝が心配です!
綱渡り状態であることが推測される
近頃の遠藤に関する報道を見ても、左膝痛の再発で稽古のできない日があったり(*1)、親方の発言も「今年中に治ればいい」(*2)「調子は良くないですよ」(*3)など慎重で、遠藤自身は平気そうな素振りを見せていても、日々綱渡り状態であることには変わりないんだと改めて感じたりしていました。(参考:*1、*2yahooニュース *3日刊スポーツ)
千賀ノ浦親方
しかしそんな緊張感あふれる場所前に、「え?」と思うような発言をしている人を見つけました。↓
御免札札立て後の会見で名古屋場所担当部長の千賀ノ浦親方は「注目は新大関の照ノ富士。ご当地の遠藤がどこまで盛り上げてくれるかですね」 #sumo pic.twitter.com/qq6OtCGVLt
— 中日プラス 名古屋場所プラス部屋 (@plussumo) 2015, 6月 24
↑日本相撲協会理事で、名古屋場所担当部長の千賀ノ浦(ちがのうら)親方。
千賀ノ浦親方は、名古屋場所を盛り上げるキーマンに遠藤の名を挙げているそうです。曰く、
新大関もいるけど、やっぱり遠藤に期待したい。今場所は(本来の実力と比べて)番付が下のほうだから、大勝ちもあるんじゃないか。
中日までに全勝か、1敗くらいできてくれれば。終わってみたら10勝じゃなくて、前半からいってほしい
(引用:livedoorニュース)
↑この10勝することが決まっているような強気の発言にびっくりしました。(大相撲は、全勝で15勝。8勝で勝ち越し。)
そりゃ、「前頭12枚目」だと上位と当たりにくいから、遠藤が大勝ちするかもしれないというのもうなずけます。ただし、遠藤の左膝が健全であったなら!!
左膝のことがある以上は、たとえ番付が下の方でもまったく油断はできず、勝ち越せれば御の字、勝ち越せなくても膝が悪化しなければそれで良い……。というのが私の感覚だったのですが、千賀ノ浦親方ってすごいですね。
遠藤が怪我をして以降に見た遠藤についての発言の中で、最も楽観的だと思いました。
遠藤と同郷の親方
この千賀ノ浦親方は遠藤と同じ石川県出身だそうで、遠藤に対する思いも熱いものがあるのでしょうね。
でも本当に、千賀ノ浦親方の言う通り、遠藤が快進撃を見せて名古屋場所を盛り上げる立役者になってくれたら良いなと思います!!
今日も稽古に励んでいるであろう遠藤。名古屋場所での勇姿を楽しみにしているよ!! 頑張れぇぇぇ~~い!!
追記:千賀ノ浦親方の現在
2017年12月追記:上記「千賀ノ浦親方」(元関脇・舛田山)は、2016年に定年を迎えましたが、70歳までの再雇用制度により現在も千賀ノ浦部屋付きの親方(常盤山親方)としてご活躍中です。参考:wikipedia
遠藤に期待をかけてくれたご恩は忘れません。いつまでもお元気で!!