2015年3月場所五日目。今日の対戦相手は松鳳山(しょうほうざん)。今までの戦歴は二勝一敗と、松鳳山がわずかに優勢。今日はどうなるか……。↓
(2015年3月12日放送 NHKBS1 大相撲3月場所五日目 画像内文字は筆者)↑時間いっぱい。はっけよい……。
VS松鳳山
(2015年3月12日放送 NHKBS1 大相撲3月場所五日目)↑のこった! いきなり、松鳳山の突き押しが遠藤の顔にヒット!
(2015年3月12日放送 NHKBS1 大相撲3月場所五日目 画像内円は筆者)↑一方的に松鳳山が突っ張りを繰り返す中、遠藤がその腕をガシッとつかみます。
(2015年3月12日放送 NHKBS1 大相撲3月場所五日目)↑そのまま引っ張り、松鳳山の動きを止めてから……。
(2015年3月12日放送 NHKBS1 大相撲3月場所五日目)↑反撃の突っ張り!
(2015年3月12日放送 NHKBS1 大相撲3月場所五日目)↑しかし松鳳山が身をかわし、遠藤のバランスが崩れる!
(2015年3月12日放送 NHKBS1 大相撲3月場所五日目)↑ここぞとばかりに遠藤の頭を押し込む松鳳山! しかし遠藤、倒れずこらえる!
(2015年3月12日放送 NHKBS1 大相撲3月場所五日目)↑廻しをつかみ飛びかかってきた松鳳山の横にすかさず回り込む遠藤!
(2015年3月12日放送 NHKBS1 大相撲3月場所五日目)↑倒れる松鳳山! 遠藤もそれに巻き込まれるようにそのまま土俵下に転げ落ちる!
(2015年3月12日放送 NHKBS1 大相撲3月場所五日目)↑決まり手「突き落とし」で遠藤の勝ち! ワーー! とても見応えのある良い相撲だった!! って……あれ? 遠藤は膝をついた体勢のまま、なかなか動きません。
怪我
(2015年3月12日放送 NHKBS1 大相撲3月場所五日目)↑土俵に手をつき、辛そうに顔をゆがめる遠藤。……どうしたの……? 怪我をしたの??
取り組みのスローモーション再生が始まり、それを確認すると……。↓
(2015年3月12日放送 NHKBS1 大相撲3月場所五日目 画像内円は筆者)↑うわ、うわ、うわーーーっ!! 膝、左膝が、変な方向に曲がっている。これは……これは痛いよ……。
解説の、元横綱北の富士さんが『くの字に曲がってそれを内側に押し込まれましたね』とコメントします。
(2015年3月12日放送 NHKBS1 大相撲3月場所五日目)↑付き人である大翔龍(だいしょうりゅう)の肩を借り、花道を引き揚げていく遠藤……。
(2015年3月12日放送 NHKBS1 大相撲3月場所五日目)↑車椅子に乗って、そのまま医務室へ。中継担当のアナウンサーが「大丈夫ですか」と声を掛けた際、「なんともありません」と答えたそうで……。痛くても痛いそぶりを見せない力士精神。遠藤らしくて泣けてきます……。
(2015年3月12日放送 NHKBS1 大相撲3月場所五日目)↑医務室から支度部屋に戻り、風呂に入って着替えを済ませ、会場をあとにする遠藤……。
その後、遠藤の怪我は「左ひざの半月板損傷と前十字靱帯(じんたい)損傷」と報じられました。「全治2カ月」とのこと。(引用:Yahoo! Japanニュース)
膝の怪我といえば、豊真将の悪夢が思い出されて青ざめます。
しかし、付き人の肩を借りながらとはいえ、自分の足で少しは歩ける状態であったこと。表情が、ゆがみっぱなしではなく、平静な感じを保てていたことなどから、そこまでの重傷ではないことを祈りたいです。
解説の北の富士さんが、『とにかく最初の、(膝を)やったときに、徹底して治すという気持ちでいかないと。少し良くなったからまた……というのが一番困るんですね。ですから悪かったら徹底的に治すという。
僕も最初入門してすぐやっちゃったんですがね。やっぱり体も軽量だったし、わりと完治しましたね。その後の相撲に影響なかったですからね。
中途半端で出てこない方が良いですね。遠藤自身がそれほどの重量力士じゃないから良かったですね。治るのは早いと思います』とおっしゃっていたのが救いでした。
どんどんのぼり調子で、初日の一敗後は連勝中で、勝ち越せば来場所は大銀杏で三役か……?? なんてときに、予期せぬ怪我でショックを受けました。
でもきっと遠藤はこの試練を乗り越えて土俵に戻ってきてくれると信じています。この出来事が、遠藤の力士人生において最終的にはプラスになると信じています。
頑張れ遠藤!!!
(追記:その後(2015.5.5)、なんと遠藤が夏場所に出場の意向を表明しました!↓)