【大相撲】千代大龍が引退～潔い最後の相撲。体に気をつけて第二の人生（焼き肉屋）を頑張ってほしい【2022.11九州場所】

2022年大相撲九州場所八日目。

唐突に、千代大龍が引退してしまいました。↓

＜千代大龍引退のお知らせ＞
元小結 千代大龍（ちよたいりゅう）
（本名　明月院 秀政、九重部屋）は引退しました。

千代大龍のプロフィールhttps://t.co/F57T9QYWMQ#sumo #相撲 pic.twitter.com/fRVAD9SDVG

— 日本相撲協会公式（九州場所まで あと4日！） (@sumokyokai) November 20, 2022

情けない相撲は取れない

今場所は西前頭12枚目。

引退を発表する前日（七日目）まで2勝5敗で推移してきており、良い調子とは言えないものの、今後、十分に盛り返していくチャンスもありそうな状態だったため、余計に突然の発表に思えました。

とにかく、本人の考えが聞きたい……。

そう思って会見を待っていたところ、言葉を聞けました。↓

曰（いわ）く、

もう、本当に、2勝5敗で、碧山関に一発で持っていかれて、もう情けないなと。弱くなってしまったと。自分で思ったので、夜、親方にもう一度「もうこれ以上情けない相撲は取れません。辞めさせてください。引退します」と報告しました。

とのことで……。

最後の一戦をチェックしてみる

「これ以上情けない相撲は取れない」かあ。

それを聞いて、千代大龍が言った碧山戦をチェックしてみたところ、確かに、立ち合いで当たり負けしていて、一気に押し込まれており、最初の強い一発が持ち味だった千代大龍としては少し心配になる内容ではありました。

傍（はた）から見れば決して情けない相撲というわけではないのですが、本人としては限界を感じたのですね。

正々堂々と負けた

でも、結果として、現役最後となったこの相撲。真っ正面から当たって、はたき込むこともせず、ある意味正々堂々と負けており、力士としてズルくなく、潔く散っていったのが、千代大龍の相撲人生に花を添えていると感じました。

塩まきの塩が少ない力士

そもそも、私が千代大龍に注目したのは土俵にまく塩の量が少なくて目立っていたという変な理由からでした。

その塩まき、最近はどうなっていたのかなと思って、今場所の、千代大龍の塩まきが映っている取り組みを探して見てみたところ……。↓

↑塩の量は、やはり控えめでした（笑）（それでも、以前よりは少しだけ増えているかな？）。

もう、この塩まきも見られないのかと思うと寂しいです。

引退後の進路

引退後の進路については

まずはダイエットをして、私の夢であります飲食関係の仕事に就けたらなと。お肉が好きなので、（略）できれば焼き肉屋をやりたいという気持ちはあります。

と語っていた千代大龍。

相撲協会には残らず去っていってしまうのですね。

でも、焼き肉屋という次の夢を叶える道を新たに歩み始めるというのも良いことですよね。

千代大龍こだわりの、美味しい焼き肉屋さんをぜひオープンさせてほしいです。

印象的な力士

ここ最近、あまりにも引退する老舗力士が多すぎて、記事にするのもなかなか追いつかないくらいなのですが、千代大龍のことだけは記事にしたいと思いました。

自分の中で、意外と、千代大龍って印象的な力士だったのかもしれません。

（画像出典：2018年7月15日放送　NHK総合1　大相撲名古屋場所八日目）

↑一見厳（いか）ついのに、実はお茶目というギャップが魅力的な力士でした。（写真は「厳めしい印象のあった千代大龍、実はお茶目だった」より）

本名の、「明月院」という名字、格好良すぎますよね（笑）。

体に気をつけて

wikipediaによると、千代大龍は2012年に糖尿病にかかり、それに起因する病気にもかかったようで（網膜剥離、緑内障、両足血行障害）、現在は克服しているのかもしれませんが、少し、そのへんが心配です。

今後、ダイエットすると言っていたので大丈夫だとは思いますが、くれぐれも体に気をつけて、元気に長生きしてほしいです。

別れがあまりに唐突で、もう千代大龍を大相撲中継で見ることもないのかと思うと寂しいですが、今後のますますの活躍を祈ります。

断髪式は行われるのだろうか。あるのだとしたら、その様子はできればチェックしたいです。

これからも！！　頑張れ！　千代大龍！