力士が、取り組み前にまく塩。土俵の邪気を祓い清め、神聖な場にするためのものです(*1)。↓
(画像出典:2014年9月15日放送 NHK総合1 大相撲秋場所二日目)↑塩がたっぷり盛られたカゴからこのようにむんずとつかみ……。
(画像出典:2014年9月15日放送 NHK総合1 大相撲秋場所二日目)↑パッと放つ!
量
たいていの力士は、上の写真の日馬富士(はるまふじ)のように、まいたときに目で見てわかるくらいの量の塩をまきます。
しかし取り組みをずっと見ているうちに、例外を発見!
それがこの、日馬富士と対戦した千代大龍(ちよたいりゅう)。↓
(画像出典:2014年9月15日放送 NHK総合1 大相撲秋場所二日目 画像内円と矢印は筆者)↑カゴから控えめに塩をつかみ……。
(画像出典:2014年9月15日放送 NHK総合1 大相撲秋場所二日目 画像内円と矢印は筆者)↑左右の足元にパッパッとまいて……。
(画像出典:2014年9月15日放送 NHK総合1 大相撲秋場所二日目 画像内円と矢印は筆者)↑最後に土俵にも放ったけれど、手のひらに握られていた残りの塩がかなり少なかったらしく、ほぼ、何もまいていないように見える。
土俵にまく塩がここまで少量だった力士を初めて見ました。なんだか、見ていてずっこけましたが、印象に残りました。
これはこれでいい
〈13日目の様子〉稀勢の里の塩まき。#sumo pic.twitter.com/jTHvV3QX8a
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) 2014, 1月 25
↑力士の塩まきというのは、その量が多かったり、まき方が綺麗だったりすることで注目を集めるものですが、「塩を"ちょんぼり"しかまかない」という方向でも地味に目立つものだなと思いました。(参考:*1 相撲Q&A、何故、相撲で塩をまくの?)
基本的には、塩は適度にまいてくれた方が相撲らしくていいかなと思うのですが、たまにはこんな力士がいても面白いかな?
追記:現在も注目中
2017年追記:千代大龍のちょんぼり塩巻き、上記から三年後の現在も注目しています。
相変わらず、足元にまく塩の量が多すぎて、土俵にまく塩はほんの少しの千代大龍。
でもそれが千代大龍のスタイルで、千代大龍らしさなんですよね。
2017年11月場所では番付もだいぶ上げて、上位で頑張っていました。
本来の力を発揮して、今後も上位で活躍してほしいです!