↑2014年9月13日に40歳となった旭天鵬。名寄岩(なよろいわ) 以来60年ぶりの40歳幕内力士として話題になりました。
生まれ故郷の有名人
名寄岩は、私の生まれ故郷、北海道「名寄市」出身の力士で、名寄の有名人。
私も保育所時代にその名を聞いて知ってはいたのですが、遠藤に惹かれて2013年から大相撲ファンになったばかりの私にとっては昔の人すぎたといいますか(名寄岩が引退したのは今から60年前)、今まで名寄岩について真面目に調べたことは一度もありませんでした。
それが、旭天鵬とともにその名が現代に再浮上し、懐かしさとともに驚きを覚えました。
名寄岩は、名寄市限定の有名人だと思っていたのです。名寄岩には申し訳ないですが、全国的には忘れられた、誰も知らない力士なのかと思っていました。それが、あんな風にテレビの字幕に出るなんて。
もしかしたらそこまでマイナーな力士ではないのだろうか?
生誕100周年
そして、ちょっと調べてみると、なんと今年(2014年)が名寄岩の生誕100周年だというではありませんか。
<名寄岩>昨日,旭天鵬は40歳と7日で、名寄岩の40歳と6日を抜いて、戦後最年長幕内となりました。今年、名寄岩は生誕100年です。それを記念して、地元北海道名寄市の北国博物館で、「名寄岩生誕100年記念展」が開かれています。#sumo pic.twitter.com/8gMGfsLiK4
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) 2014, 9月 21
↑名寄市の北国博物館で100周年記念展が開催されていると、相撲協会公式ツイッターでも紹介されました。
まるで行けと言わんばかりのこのタイミング。
名寄は遠い
どうしよう……。私は迷いました。
行けたら良いなとは思いました。興味はあります。しかし、いかんせん、名寄は遠いです!
車で、片道二時間……。移動時間が得意でない私にとってはかなりの長旅。
ちょっと大変だなあ……。今回はパスしようかな……。
などと、「行かない」方向に傾いているとき、地方版テレビニュースの中でなぜか名寄の特集が……。
えっ? 名寄? どうしてこのタイミングで名寄なの? 名寄って滅多に特集されないよね?
まるで「名寄に行け」と言われているようだと動揺しているところに、「第73回全日本力士選士権大会」(両国国技館でおこなわれる、日本最古の大相撲トーナメント)で遠藤が逸ノ城に負けたという一報が入りました。
全日本力士選士権大会って何だろうと思って調べたところ、なんと、第10回優勝者として「名寄岩」の文字が……。
名寄岩……。こんなところでまたその名を見ることになるとは。う~~ん! これは行けってこと? 行けってことなのか??
揺さぶり
「面倒くさい」が先に立って渋っている自分を、色々なものが揺さぶってきます。
名寄岩展なんて、行ける大相撲ファンがどれだけいるというんだ?
私は名寄生まれで、名寄岩と縁がある。私が行かないで誰が行く?
このタイミングを逃したら次はない。
涌いてくる妙な使命感に、私は逆らいきれませんでした。
う~ん。もうこうなったら行くしかないか??
大変だなあという思いは消えない。けれど、行かなければいけない気がする。
そうとなれば、覚悟を決めて行くしかない。よし!
待ってろ名寄岩ぁぁぁ~!【その2に続く】