大相撲札幌場所が終わりました(2015年8月22日、23日開催)。
せっかく、遠藤を始めとして、そうそうたる顔ぶれの力士たちが北海道に来てくれて、大相撲に触れる大チャンス! ではあったのですが、時間的、金銭的理由から観戦は断念。「旭川場所」だったら行ったんだけどなあ~。
というわけで私は、札幌場所での遠藤の様子を、行った方々のツイッター写真で見て楽しんでいました。
名寄岩
そんな中で、気になるツイートを発見。↓
汽車普通に動いたのにはビックリした(笑)
名寄岩銅像の前でパチリ(’-’*)♪
— 萬華城 博 (@mankajo) 2015, 8月 23
↑今日(2015年8月23日)のツイートです。発信者は「萬華城(まんかじょう)」という幕下力士。
『名寄岩銅像の前でパチリ(’-’*)♪』
という言葉にびっくり。な、な、名寄岩(なよろいわ)??
名寄岩とは、私の生まれ故郷である北海道名寄市出身の元大関。40歳まで現役幕内力士だった私の心のレジェンドです。↓
その、名寄岩の銅像があるのはもちろん北海道名寄市。↓
(地図画像出典:craftmap)
↑名寄市は、札幌からは高速を使っても車で四時間はかかる遠地。そんな名寄に、力士が来ているというのか……?
↑と思ってツイッター右下の写真を拡大して見ると、ぬ、ぬ、ぬわー!! 本当に名寄岩銅像じゃん!
なんで名寄に力士が??
春日山部屋と名寄岩の縁
……と思って調べたところ、この写真に写っている二名は春日山(かすがやま)部屋に所属の力士。
名寄岩は現役引退後、春日山部屋の春日山親方となって後進の指導に当たっていました。
そんな、名寄岩にゆかりのある春日山部屋の後援会が名寄市に発足し、それを記念するビールパーティーが昨日(8月22日)に開かれ、この二人の力士(萬華城、松栄)が招かれたようなのです。
なるほど~。名寄岩つながりで、現在に至るまで名寄市と春日山部屋の結びつきは強いのね。
今回の北海道巡業は札幌でしか開催されず、ちょっと寂しいなあと思っていたので、同じ時期に道北にも力士が来てくれていたというのは嬉しいです!
名寄岩が作ってくれた縁のおかげですね。ありがとう名寄岩~! そして、来てくれた萬華城、松栄もありがとう~!
追記:引退
(2016.11追記:春日山部屋の親方辞任、部屋の一時消失にともない、萬華城と松栄も引退をしてしまいました……。名寄に来てくれてからまだ3ヶ月しか経っていないよ??泣
でも部屋に残った力士もいて、部屋自体も九州場所(2016.11)以降に継承者が決まれば再興されるとのこと(参考:日刊スポーツ)。
名寄に来てくれた二名の力士が引退してしまったことはとても寂しいですが、春日山部屋再興のあかつきにはまたぜひ春日山部屋の力士に名寄を訪問していただきたいです。)
追記2:春日山部屋は中川部屋へ
2017.12追記:春日山部屋に残った力士はその後、追手風部屋に一時預かりとなり、追手風部屋の部屋付き親方であった「第15代中川(元幕内・旭里)」が指導に当たりました。
そして、中川親方が追手風部屋から分家独立し、「中川部屋」を創設。春日山部屋の力士たちはこの「中川部屋」の力士となりました。(参考:wikipedia)
春日山部屋再興とはなりませんでしたが、春日山部屋DNAを受け継いだ力士たちは残りました。
いつの日か、それらの力士のうち誰かが春日山部屋を復活させてくれたらいいな……なんて思います!
補足:「春日山部屋なよろ後援会」について
(ちなみに、名寄市に発足した「春日山部屋なよろ後援会」は現在は名寄相撲協会として活動中のようです。頑張れ名寄相撲協会! 道北に大相撲の火を燃やし続けてほしい!)