2014年大相撲名古屋場所13日目。遠藤は嘉風と対戦し、負けてしまいました。……しかし! その内容はのちのちに希望を感じさせるものでした。
(画像出典:2014年7月25日放送 NHK 大相撲名古屋場所十三日目)↑遠藤は、一回、土俵から飛び出しそうになったのですが……。
(画像出典:2014年7月25日放送 NHK 大相撲名古屋場所十三日目)↑なんとか持ち直しました!
耐える、踏ん張る
(画像出典:2014年7月25日放送 NHK 大相撲名古屋場所十三日目)↑その後、嘉風に思い切り寄られますが、俵の上にのって耐える!!
(画像出典:2014年7月25日放送 NHK 大相撲名古屋場所十三日目)↑上体を思い切り反らしながら踏ん張る!
(画像出典:2014年7月25日放送 NHK 大相撲名古屋場所十三日目)↑嘉風の左腕をぐっと抱え込んで、最後の勝機を探る!
(画像出典:2014年7月25日放送 NHK 大相撲名古屋場所十三日目)↑そのまま身をねじる!
(画像出典:2014年7月25日放送 NHK 大相撲名古屋場所十三日目)↑けれど圧力に耐えきれず、土俵の外に出てしまう……。
ああ負けてしまった……。けれど、負けてもどこか爽やかなのが遠藤の相撲なんですよね! 正々堂々と相手に挑み、最後まで粘ってくれるから。
勝てば良いというもんではない
相撲って不思議だなと思います。
相撲もスポーツの一種だと思うのですが、スポーツって勝敗が重要で、とにかく「勝ち」を求められるものだと思います。勝ってくれさえすれば、応援している側としては嬉しい。
けれど相撲はそうではない。
確かに、相撲においても勝ちは大事ですが、乱暴すぎたり、向かってくる相手をまともに受けなかったり、そんな相撲で勝たれても見ているこちらは嬉しくない。むしろ落胆する。
応援力士が勝ったのにがっかりすることがあるのが相撲で、つまり相撲って、結果と同等に過程(取組内容の真摯さ)も大事なスポーツで、「勝てば良いってもんではない」というのがいかにも日本的で精神性が高く、奥深くて面白いなあと感じています。
遠藤の素晴らしさ
遠藤は、相撲において、その過程(取組内容の真摯さ)が素晴らしい力士だと思います。
「自分のためにならない」からと立ち合いの変化などはせず(*1)、いつもまっすぐ相手に向かっていき、必死の相撲を見せる。(参考:*1sanspo.com)
そんな遠藤だから、勝てばものすごく嬉しい気持ちになるし、負けてもその努力が伝わるから、「きっと向上してくれる、ここから学んで強くなってくれる」と期待が持てる。
遠藤が相撲界に現れてくれて良かったなあと思います! 精神性は横綱クラス! これからも期待・応援しているぞ! 頑張れ遠藤!