2017年大相撲名古屋場所。
今場所の遠藤で話題といえば、そう!!
(画像出典:2017年7月10日放送 NHK総合1 大相撲名古屋場所二日目)
↑この金色の廻し!!
遠藤といえば、入幕以来ずっと臙脂(えんじ)系の廻しだったので、この金色廻しで登場したのを見たときは「えっ???」と思いました。
どうしたんだろう? なぜ金色? 遠藤の色チョイスっぽくない。
きっと、遠藤が自分の意志であつらえたのではなく、誰かが、この廻しをプレゼントしたのだろう。……と思っていたら、やはり二日目の解説で「後援会から贈られた」と紹介されていました。
金色の廻し
現在の幕内で金色廻しといえば輝(かがやき)が真っ先に浮かびます。すごく特徴的で、輝らしさにもなっていると思います。
そんな輝と廻しの色がかぶってしまうのは遠藤的に気になりはしないのか。私だったらちょっと自意識過剰になって気が散ってしまいそうだ。
……などと思ったのですが、きっと遠藤は、全然そんなこと気にしていないでしょうね。
後援会という、遠藤を心底応援してくださる方々の思いがこもった廻し。
後援会の方も、輝と色味がかぶることはわかっていたと思うのです。
でも、他の力士の廻しがどうであろうと関係なく、純粋に遠藤だけ見つめて、遠藤におそらく「同郷の元横綱・輪島のような活躍を見せてほしい(輪島も金色の廻しだったので)」「黄金のきらめくパワーが少しでも遠藤に力を与えてくれるように」という気持ちを込めて、この廻しを贈ったのだと思うのです。
そして、その気持ちを受けて、感謝して、遠藤は新しい廻しを身にまとったのでしょうね。
そんな、遠藤の、「親心を大事にする」優しい気持ちが透けて見えるような気がしました。
VS輝
そして……。廻しの色かぶりが個人的にちょっと気がかりだった輝戦、二日目にあっさり組まれてしまいました。↓
(画像出典:2017年7月10日放送 NHK総合1 大相撲名古屋場所二日目)
↑う~ん。まったく同じ色というわけではないので気にならないといえば気になりませんが、やっぱりなんだか不思議な感じ。
足の痛み?
この取り組みは、遠藤が「寄り切り」で勝利しました。
(画像出典:2017年7月10日放送 NHK総合1 大相撲名古屋場所二日目)
↑しかし遠藤は、勝ったあと、右足一本でケンケンをするように土俵を出て、その場に両手を着いてやわらかく転がりました。
(画像出典:2017年7月10日放送 NHK総合1 大相撲名古屋場所二日目)
↑この様子が、まるで足の痛みを逃すために足に負担のかからない体勢をとっさに取ったように見えて、遠藤、足のどこかが痛いのかな? と心配になりました。
怪我
左膝の大怪我をしたあとも、右足首を傷めて、この日は左足首にテーピングをしているし、最近はあまり大々的に報じられないので実際のところがよくわからないのですが、なかなか、完治までの道のりは険しいですね。
あの怪我さえなければ……!! というのは力士あるあるだと思うのですが、本当に、遠藤も、見ていて、本来であればもっと力強く闘える力士なんだという焦(じ)れるような歯がゆさがあります。
でも結局のところ、いつも最終的に行き着くのは、「精一杯頑張ってくれさえすればそれで良いんだ」という思い。
結果じゃないよね
結果は、そりゃ、やっぱり望んでしまうのがファンとしての人情だし、遠藤だって結果を出すために頑張っていると思うけれど、でも、人生を長い目で見れば、結果じゃなくてさ、どれだけ努力したのかだよね!!
結果なんてある意味自分じゃコントロールできないし。そうじゃなくて、自分でコントロールできる「努力」という面において、どれだけ、自分が納得いくまで力を出し尽くせたか。
「理想」と、「理想通りにはいかない現実」との間で叫びたくなるようなこと、諦めたくなるようなときが遠藤にもあるかもしれないけれど、「すべては変わっていく」んだから、明るく、努力を続けてほしいです。
絶対、なんとかなる!
怪我を抱えながらも幕内上位に定着している現状は本当にすごいと思います。
頑張れ頑張れえ・ん・どう!!