【大相撲】尾車親方が定年で最後の解説。最後まで遠藤に温かい言葉をかけてくれて感謝。【2022.3春場所】

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2022年大相撲春場所。

3月19日のNHK大相撲のツイートで、尾車親方が来月65歳の定年を迎えるため、大相撲中継での解説がその日で最後となることを知りました。↓

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遠藤を評価してくれていた

尾車親方が定年?? 最後の解説??

……うわあ~……。それは寂しいな……。

尾車親方といえば、遠藤を高く評価してくれていた親方として私の中で有名。↓

いずれは横綱、大関になると思っている。素直な性格だし、負けを肥やしにして伸びていける
(*4)(引用:スポニチアネックス

とのお言葉、ファンとしてどれだけ嬉しかったか。心強かったか。この発言を聞いたときから私は尾車親方に感謝して、信頼を置いてきました。

遠藤を温かい目で見てくれている人が親方陣の中にいると思うだけで、何か、ホッとした気持ちになったものです。

ですから、そんな尾車親方が去ってしまうというのは、なんだかその穴から空っ風が吹き込むようで、寂しい!!

大相撲中継をじっくり見る

でも、そんなこと言っても、その流れを止められるものでもない。

せめて最後の尾車親方の解説を堪能しようと、録画してあった大相撲中継を、いつもはお目当ての取り組みしかチェックしないところを、19日の放送は最初からじっくり見ていきました。

尾車親方が「がぶり寄り」の力士だったことを知る

大相撲
(画像出典:2022年3月19日放送 NHK総合1 大相撲春場所七日目)

↑取り組みの合間合間に尾車親方の現役(琴風ことかぜ)時代の様子が紹介されたのですが、その中で、尾車親方が「がぶり寄り」を代名詞とする力士であったことを初めて知りました。

「がぶり寄り」といえば琴奨菊で、琴奨菊以外に「がぶり寄り」をする力士がいるとは知らなかったし、温厚に見える尾車親方が、取り口としては荒っぽい感じの「がぶり寄り」を得意としていたことは意外に思いました。

がぶり寄りつながりの「琴風」と「琴奨菊」、二人とも四股名に「琴」がつくんだなあ。同じ部屋なのかなと思って調べたら、やっぱり同じ「佐渡ヶ嶽部屋」でした。

がぶり寄りって「琴」の系譜なんですかね。

それにしても、琴風時代の映像をきちんと見たのは初めてでしたが、琴風(尾車親方)って、下半身がしっかりした、いかにも強そうな顔立ちの、良い力士だったんですね。

遠藤の相撲

大相撲
(画像出典:2022年3月19日放送 NHK総合1 大相撲春場所七日目)

↑そんな尾車親方の眼前で遠藤が取る最後の相撲。

対戦相手は宝富士

遠藤を認め、応援してくれていた尾車親方に、ぜひ遠藤の勝つ姿を最後に見届けてほしい!!

遠藤、勝ってくれ!!

大相撲
(画像出典:2022年3月19日放送 NHK総合1 大相撲春場所七日目)

↑と祈りながら見ていたら、遠藤は巧みな下手出し投げで勝利!! 遠藤の得意技です!!

遠藤に送られた、尾車親方からのラストメッセージは、

やっぱり相撲上手いですよね。(中略)出し投げも綺麗ですよね、遠藤はね。上体が起きないですよね。押されても。遠藤はね。(中略)上手いですね。

と!! やっぱり遠藤を褒める、温かいものでした!!(泣)

サンデースポーツの解説も最後

大相撲
(画像出典:2022年3月20日放送 NHK総合1 サンデースポーツ)

↑そして、20日の夜、NHKのスポーツ番組「サンデースポーツ」でも尾車親方の出演が最後ということで、拝見しました。

NHK大相撲のツイッターに、『36年間、ありがとうございました』とあり、36年って何だ? 尾車親方が現役引退してから今までの活躍をねぎらっているのか? と思ったのですが、本当に、サンデースポーツに36年間出演していたんですね。初登場は1986年なんだとか……驚きました。

その、サンデースポーツの中で、相撲の未来、期待することとして尾車親方がおっしゃっていたのは、

稽古しかないんですよね、相撲はね。

やっぱり稽古の量がお互い多いと相撲一番一番が淡泊でなくて、残った残ったっていう本当に拍手をもらえるような相撲になるんですね。

ですから若い人にはこれからも相撲っていうのは稽古しかないんだよっていうことを肝に銘じて稽古してもらいたい。

ということでした。

昔に比べると、今は、稽古の中身が変わってきている(厳しさや稽古量が減ってきている等)とはたまに聞きます。

でも、稽古量が少ないと、「淡泊」な相撲になってしまうんですね。

大相撲ファンとしても、見応えのある相撲が見たいので、ぜひ! 尾車親方の願う稽古のあり方が受け継がれていくと良いなと思いました。

尾車親方のこれからの生きがい

大相撲
(画像出典:2022年3月19日放送 NHK総合1 大相撲春場所七日目)

↑大相撲中継中に紹介された、尾車親方が現役で活躍していた頃のカラー映像を見ると、今から40年以上も前のものとは思えず、まるで今日の取り組み映像のように生き生きとしていて、この力士が引退し、親方として勤め上げて定年を迎えたということが不思議に思えます。

光陰矢のごとし。けれどその光陰の中に、かけがえのない思い出が詰め込まれているんですね。

ちなみに尾車親方は、自身の四股名であった「琴風」を弟子に継いでもらうことを希望していた(*1)とのこと。

しかしそれは定年までに叶いませんでした。

琴風がもう一回土俵で旋風を吹かせてもらうのを生きている間に見たいなと思っています。それが今からの生きがいです(*2)

とのことで、近い将来に、「琴風」という力士が誕生し、幕内に上がってくることを私も楽しみにしたいと思います。

尾車親方の定年後

尾車親方は定年後、再雇用制度を利用して日本相撲協会に残る予定(*3)なのだそうで、あと五年は、もしかしたらどこか(日本相撲協会公式ツイッターの記事内など)でお見かけできることもあるかな? と期待しています。(引用、参考*1*2*3:スポーツ報知

尾車親方、長い間、本当にお疲れ様でした。

遠藤に対する温かい眼差し、高い期待、遠藤を応援している身としては本当に嬉しかったです。ありがとうございました。

これからもどうかお体に気をつけて、ご活躍ください!! またどこかでお会いできることを楽しみにしています!!

運営者紹介

大相撲 春夏秋冬」運営者のです。

遠藤関の登場で大相撲ファンになりました。遠藤関の活躍を中心に、大相撲で気になったことを記事にしています。

その他の主な注目力士は、正代朝乃山

北海道旭川市在住。お茶の水女子大学卒業。

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