初めて、大相撲ジャーナルという相撲雑誌を購入してみました。
相撲関連の雑誌を買うのは、婦人画報以来、五ヶ月ぶり。↓
お目当ては……。
「新・素顔総見 遠藤」というインタビューコーナー!!
相撲への欲
パラパラとページを繰ると、あったあった……。↓
(画像出典:NHK G-Media大相撲ジャーナル 2015年4月号 p.40)↑このインタビューを読んでいて最も印象的だったのは、遠藤の、相撲の中身に対する欲の話。
遠藤は、きれいな相撲をとることに昔から欲があったのだそうです。
『所作とか基本動作を昔からしっかりと教えられていたので、きれいな相撲、きれいな所作が習慣です。』(*1)
きれいな相撲
「きれいな所作」というのは聞いたことがある言葉ですが、「きれいな相撲」というのは、力士本人がそれを目指していると語っているのを聞いたのは初めてです。
私がまだ大相撲に興味のない頃、ニュース番組のスポーツコーナーで遠藤を最初に見たとき、相撲のことなどわからないにも関わらず、遠藤の相撲に舞い踊るようなもっちりとした優雅さを感じ、心が惹きつけられました。
それは、遠藤が日頃から「きれいな相撲を取りたい」という欲を持ち、鍛錬していたからこそにじんでいたものだったのだなと今思います。
遠藤は、『(今は)所作はきれいにやるが相撲まできれいにやる必要はないと思うようになりました。やっぱりきれいでも相撲に負けたらしょうがない。勝つことに対して努力するようにしたんです』(*2)と語っており、ファンとしては複雑な気持ちです。
確かに勝ってはほしいですが、その美しい相撲に惹かれた身としては、「きれいな相撲」は維持してほしいわけで……。
でも、これも試行錯誤ですよね。綺麗なだけでは、乱暴な相撲に勝てないことがある。だから、遠藤なりに、「勝てる相撲」を模索して、最終的には「綺麗で、なおかつ強い」遠藤流を極めてほしいです。
遠藤がどんな成長の軌跡をたどるのか、楽しみに見守りたいと思います。
(引用:*1*2NHK G-Media大相撲ジャーナル 2015年4月号 p.41)
相撲字
あと、この雑誌を見ていて興味深かったのは、「木村恵之助の相撲字道場」というコーナー。↓
(画像出典:NHK G-Media大相撲ジャーナル 2015年4月号 p.120)<本日の国技館・初日は14日>十両以上の取組は、館内の電光板に表示されます。幕下4枚目で、十両との対戦の可能性がある川端の板を行司の木村恵之助が書いています。恵之助は、番付表も書いています。#sumo pic.twitter.com/jlbeJX4i7S
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) 2014, 9月 8
↑番付表を書いてらっしゃる行司の木村恵之助(きむらけいのすけ)さんが、応募された相撲字作品から入選作を選ぶというコーナー。入選者へのプレゼントは、木村さんが使っているものと同じ「特製の中筆」だそうで、こんなコーナーがあるあたり、さすが相撲専門雑誌だなあと思わされました。