2019年大相撲春場所七日目。
昨日、逸ノ城に敗れた遠藤の今日の対戦相手は大関・栃ノ心。
栃ノ心……栃ノ心かあぁぁぁ~~。
今場所、遠藤は、横綱・大関陣相手の相撲に勝ち星は無し。
だからどうなんだろう……やっぱり簡単ではないのかなあ……。
……と思いながら日本相撲協会公式サイトの取り組み結果を見に行ってみたところ……。↓
(画像出典:日本相撲協会公式サイト 画像内枠と矢印は筆者)↑あっ??
勝ってる! 勝ってるやん!! これは見なければ!!
↑しかも録画情報を見たら、解説が稀勢の里(荒磯親方)だとぉぉぉぉ~~??
稀勢の里の初解説の日に、遠藤が勝利したのかぁぁーーー!! それはめでたいじゃないかぁぁーーっ!!
VS栃ノ心
というわけで! 早速取り組みを確認してみました。
(画像出典:2019年3月16日放送 NHK総合1 大相撲春場所 七日目)↑まず、立ち合いで相手の上体を起こし……。
(画像出典:2019年3月16日放送 NHK総合1 大相撲春場所 七日目)↑いなして体勢を崩します。
(画像出典:2019年3月16日放送 NHK総合1 大相撲春場所 七日目)↑そこをすかさずもろ差しで押していき……。
(画像出典:2019年3月16日放送 NHK総合1 大相撲春場所 七日目)↑力一杯の寄り倒しで勝利!!
……う~ん、なるほど。相手のわずかな隙も見逃さずに懐に飛び込み、うまく自分の得意な形に持ち込んだという感じ!!
遠藤は、一度、相手を自分の型にとらえたら、ガッチリつかんで絶対に離さず仕留めますよね。
稀勢の里の称賛
そんな遠藤に!! 一体稀勢の里がどんなコメントを出すのか気になっていたのですが、稀勢の里は……。
(画像出典:2019年3月16日放送 NHK総合1 大相撲春場所 七日目)(遠藤の)相撲は非常に上手かったですね。惚れ惚れするくらいの上手さはありましたし、だいぶその上手さでやられたことも何度もありましたけれど。
と語ってくれました。
……稀勢の里が心密かに惚れ惚れするほど、遠藤は相撲が上手いんですよね。
つい最近まで現役の横綱だった稀勢の里が遠藤を褒めてくれるのは嬉しい!
遠藤インタビュー
そして、大関を倒したということで、遠藤がインタビューを受けることになったのですが……。
(画像出典:2019年3月16日放送 NHK総合1 大相撲春場所 七日目)↑えっ……ちょっと待って、何、この表情(笑)。
「喜び」というのとは正反対の、陰鬱とでもいうべきか、視線も下に落ちたままだし、とても暗い顔を……しています……(笑)。
そして、しゃべり方もぼそぼそしていて、言葉少な。
立ち合いから序盤の相撲について、アナウンサーが「押し上げるような動きに見えましたが、今日は何を意識して向かっていきましたか?」と尋ねると、
えーいや、もう……向こうは大関なんで……まあ向かっていくだけなんで……ハイ。
「何を意識して向かっていったか」という問いに「向かっていくだけ」と答えるという、核心をずらすような対応に終始する遠藤(笑)。
遠藤の真意
しかしこの遠藤のインタビューについて稀勢の里は
力士らしい力士ですね。
まあでも本当アナウンサーさん泣かせ……な部分は僕にもありましたけども、けっこうこの相撲終わったあとの花道インタビューってけっこう参考になることが多くてですね、けっこう本音がポッと出てしまうんですよ。
なので、もう、遠藤みたいなインタビューの仕方は非常に相手に読まれずにね、いいと思いますけども……アナウンサー泣かせですね。
と語ってくれて、なるほど、勝負師として、相手に作戦や自分の出方を読まれないようにするための態度だったのかと思いました。
……でもきっと、内心は、すごく「バンザーイキャッホーーイ!!」という感じだったんじゃないかなあと思っています。そういうのを隠そうとして、真逆の表情が出てしまっているんじゃないかなと……。
その、遠藤が見せない喜びに、こっそり拍手を送りたい。
(それにしても、稀勢の里の口から「遠藤」という名を聞くのは初めてだったのでちょっとときめきました(笑)。)
次につながる勝ち
遠藤のことは、結果に関わらず応援し続けているので、勝てなくても「ファイトォォォーー!!」という感じで盛り上がるのですが、やっぱり勝ってくれると嬉しい!!
しかも大関戦。
今場所、最後の「横綱・大関戦」だったので、勝てて本当に良かった。これで次につながりますよね。
明日は貴景勝戦。今、波に乗る若手との対戦。きっと会場も盛り上がるだろうことが予想できます。
遠藤の納得のいく、良い相撲がとれますように!!
頑張れ遠藤!!