大相撲夏巡業(2017)、北海道での日程(8月18日~20日)が一昨日の旭川場所で終了しました。
今回、迷いながらも結局行けなかった身としては、北海道巡業がどんな様子だったのか、ニュースとして報道されるのを見るのが楽しみです。
そんな中! 札幌場所での様子が北海道ローカル番組で紹介されていたので見てみました。
松鳳山
リポーターの女性が様々な力士に声を掛け、インタビューをしていくのですが、中でも私が「おおっ」と思ったのは松鳳山です。
(画像出典:2017年8月21日放送 北海道文化放送1 みんなのテレビ 画像内円は筆者)
↑リポーターの女性の両脇から手を差し入れて……。
(画像出典:2017年8月21日放送 北海道文化放送1 みんなのテレビ)
↑高く持ち上げる!!
(画像出典:2017年8月21日放送 北海道文化放送1 みんなのテレビ)
↑そして静かに下ろす。
……注目すべきはその表情ですよ。最初から最後まですごく何食わぬ顔なんですよね。
力強い
おそらく40kg~50kgはあるものを、表情一つ変えずにひょいっと持ち上げるって、カッコよくないですか??
私が好きな大相撲感動エピソードに、「元大関・名寄岩が、人垣に阻まれて靖国神社での奉納相撲が見られず困っている8歳の少年を両腕で抱え上げて相撲を見られるようにしてあげた」というものがあるのですが(詳しくはこちらの記事参照)、その名寄岩の姿が松鳳山に重なったんですよ!!
きっと名寄岩も、この松鳳山のように、軽々、高々と、少年を持ち上げたんだろうな……。
松鳳山の場合は「困っている人を助けるために持ち上げた」わけではないですが、「自分の力を人を喜ばせるために使う」ところは共通していて、そういう、力士特有の頼りがいのある逞(たくま)しさは、本当に時代を問わず輝いて見えるものだと思いました。
旭大星
力自慢といえば、旭大星も頑張っていました!↓
(画像出典:2017年8月21日放送 北海道文化放送1 みんなのテレビ)
↑片腕に、女性リポーターをぶら下げる旭大星。これもかなりすごいと思うんですよね。
大体、普通、どんなに力がありそうな人を相手にしても、腕にぶら下がっても良いですか? とは聞きにくいと思うんです。
でも、力士には、それを頼めてしまう。お願いすればやってくれるだろうという信頼感・安心感があるからこそ、そこに甘えてしまうのだと思うのですが、つい甘えてしまいたくなるほどの包容力が漂っているのも力士の魅力です。
旭大星は、高校卒業後に入門して以来、ずいぶん立派に、力士らしく成長してくれたと思います。
現在、北海道出身で唯一の関取として活躍している旭大星。あと一歩で新入幕!! というところまで来ているので、ぜひぜひ奮闘してほしいです。
追記:旭大星が新入幕!
2018年5月場所で、旭大星が幕内に入ることが決まりました! 祝・新入幕!↓
来年も楽しみ
2017年、「札幌、恵庭、旭川」で開催された北海道場所。
はるばる来てくれた力士たちには感謝・感謝です。北海道の大地に、四股によって力が封入されたと思います。
来年もまた北海道に来てくれることを楽しみに待ちたいと思います!