ついに始まった! 2016年春場所。
今場所に出場の意向を表明した遠藤が、十両でどんな相撲を見せてくれるか、楽しみにしていました。
(画像出典:2016年3月13日放送 NHKBS1 大相撲春場所初日 画像内矢印は筆者)
↑十両土俵入り。遠藤は、好きな色であるピンクの化粧まわしをつけて登場。
ありのままの自分で臨もうという心意気を感じられたような気がしました。
VS常幸龍
今日の対戦相手は常幸龍。
常幸龍は、張り手などの激しさはあるものの、遠藤の膝に負担がかかるような相撲は取らないというイメージがあり、そういう意味では安心していました。
そして立ち合い。
飛び出した遠藤は、しっかりと常幸龍に当たり、力強さもあってなかなか良い出だしだと思いました。
(画像出典:2016年3月13日放送 NHK総合1 大相撲春場所初日 画像内円は筆者)
↑しかしその後、常幸龍のはたき込みについていけず、左手を先に土俵に着いてしまい、勝つことは叶いませんでした。
ただ、勝つことはできなかったけれど、この取り組みには希望を感じました。
確かに、本来の力はまだまだ戻ってきていない。けれど、先場所の最後の方に比べたらずっと良くなっている。
遠藤らしく歩んでいってほしい。そう思いました。
北の富士さん
しかし、残念なのは、十両の解説には北の富士さんが出ないこと。
十両で闘う遠藤についてもぜひコメントが欲しかった……。
(画像出典:2016年3月13日放送 NHK総合1 大相撲春場所初日 画像内円は筆者)
↑初日の幕内正面解説、北の富士さん。あ~、今日は、北の富士さんの遠藤に対するコメントが聞けないんだなあ~。
遠藤が十両になったことはまったく構わないんだけれど、遠藤に対する北の富士さんのコメントが聞けないというのは寂しいなあ~~。
……と思っていたら。
幕内の取り組みの合間に十両の取り組み結果が紹介され、「十両 この一番」として、「遠藤VS常幸龍」の一戦が取り上げられたのです!↓
(画像出典:2016年3月13日放送 NHK総合1 大相撲春場所初日 画像内円は筆者)
↑おおっ。北の富士さんに遠藤の姿を見てもらえる! 北の富士さん、遠藤に対するコメントを、プリーズ!!
北の富士さんコメント
すると北の富士さん、遠藤の取り組みを見て、こうおっしゃいました。
『まだあのような相撲しか取れていないっていうのを見るとね? まだ十分じゃないですよね、あの脚がね』
アナウンサーが「出場はギリギリまで悩んだようですが」と言うと、
『いつもそれでね? 最初のケガのときもそうですけども、まあいっつもそれで失敗してるんですよね。ヴ~~~~ン……』
「いっつもそれで失敗してる」というのが、聞いていて笑ってしまいました。
北の富士さんは遠藤を高く評価してくださっているので、見ていて歯がゆいものがあるのだと思います。
遠藤が左膝にケガを負った日の解説も北の富士さんでした。そのときからずっと遠藤のケガの状態を気にかけて、今日の遠藤に対しても「膝が十分ではないから実力が出せていない」という優しい解釈をしてくださった北の富士さん。
遠藤ファンとしては嬉しかったです!!
本来であれば聞けなかったはずの、十両での遠藤の取り組みに対する北の富士さんのコメント。
偶然にも、正面解説が北の富士さんで、「十両この一番」に選ばれたのが遠藤の一戦だったのは幸運でした!
また、北の富士さんが解説の日に、「十両この一番」で遠藤の取り組みが選ばれたらいいのになあ~~(そううまくはいかないか)。