2015年3月場所の五日目、左膝に大怪我を負って休場に追い込まれた遠藤。
遠藤の姿が消えた3月場所は、まるでそれまでの色彩が失せてしまったかのように、私にとっては寂しいものでした。
当初は「損傷」と報じられた「前十字靱帯」も、その後の検査で『ほぼ断裂』(*1)とわかりました。(引用:*1スポーツ報知)
取り組み直後、あまり辛そうな顔も見せず「何ともありません」と気丈に振る舞っていた遠藤でしたが、やっぱりそれは力士らしい痩せ我慢で、本当はかなり痛かったんですね。
我慢強すぎる
付き人の肩に手を置いただけで、自分の足で花道を引き揚げていった遠藤。↓
↑本当は、両脇から誰かに抱えてもらい、左足が一切地面につかないような感じで車椅子まで行けたら良かったのに。我慢強すぎるよ、遠藤……。
母は、今まで録りためた遠藤の取り組みを何度も見ては遠藤を懐かしがって、もう、まるで「在りし日の遠藤を偲ぶ」ような感じになってしまっています。
そんなとき、過去に撮った写真を見直していて見つけた一枚。↓
↑2014年12月8日の北海道新聞(3面)に掲載された「高橋書店」の広告。
↑「倒れない人はいない。何度でも立ち上がるだけ。」
……このキャッチコピーは遠藤にぴったりだなと初めて見たときから思っていましたが、今改めて見ても、やっぱりぴったりです。
成長
遠藤は、喜びも、苦しみも、淡々と受け止めて、「今やるべきこと」をずっと一生懸命やってきました。
きっと今現在も、復帰を目指して、前向きに「できることを精一杯」やっているのだと思います。
三役まであと一歩というところで起きた今回の事故。そこから這い上がる中で、遠藤がバリバリと殻を破って、鬼気迫る闘志をみなぎらせた力士に成長するのではないかと期待しています。
左膝が早く良くなりますように!! また土俵上の遠藤を見られる日を楽しみに待っているよ!! 頑張れ遠藤!!!
(それにしても、現在の遠藤情報がほとんど出てこないのが寂しい。「今日の遠藤の夕食はこれ」みたいなもので良いから、たま~に情報を出してくれると嬉しいんだけどなあ。まあ、でも、些事に心を煩わせず、治療に専念してもらった方が良いか。ファンとして我慢のしどころだな!)
(追記:遠藤が前十字靱帯の手術を回避し、夏場所(5月)に出られるかもしれないというスポーツ報知の記事(3月26日)を見ました。
ただ親方は、『夏場所出場に関し「本人とも話して最終的に決める。痛みがなければもちろん出すが、幕下に落ちようが、万全な状態で出す」』ともおっしゃっているそうで、ファンとしては、ぜひそこのところは慎重に! と思います。
私は、遠藤が夏場所に出られることはまったく期待しておらず、11月場所くらいに再会できれば良いなと思っていました。早い復帰になるのであればそれは嬉しいですが、無理をして怪我をこじれさせるようなことだけは避けてほしいので、焦らず決断してもらいたいです。)