夜、和室でパソコン作業をしていた私に、居間でテレビを見ていた母が「ねえ、このカラクリダンスがすごいよ!!」と叫びました。
カラクリダンス……?
どんなダンス?
それってどんなダンスだろう。社交ダンスの一種だろうか。カラクリというと、なんとなくカクカクした動きのイメージ……。
などと考えながら居間に向かってテレビを見てみると……。↓
↑踊る方ではなく、収納の方の「カラクリ箪笥(ダンス)」でした。
大切な物を隠す
↑引き出しを一つ引っ張り出し……。
↑引き出し後方の、何もないように見える板をポンポンと叩くと……。
↑底に隠されていた薄い箱が出現!
↑本当に見つけられたくない大事なものをここにこっそりしまっておけば安全! という寸法。このようなカラクリが、至る所に施された箪笥です。
船箪笥
↑正式名称は船箪笥(ふなだんす)。
北前船(きたまえぶね)(『上方(近畿)の物資を北へ、蝦夷地(北海道)の産物を南へと運んで莫大な利益を生み出し』(*1)た木造船)の船頭さんが貴重品入れとして使用していたものなのだそうです。(引用:*1 船箪笥の歴史)
「もうこれ以上は何も入っていない」と思わせておきながら、実は底に隠し引き出しが……というのが、洒落た感じでかっこいいです。
私もこういう小物入れ……欲しいなあ。