2016年春場所。
新入幕から二場所目の正代は、「前頭六枚目」というかなり上の番付で頑張っています!
(画像出典:2016年3月14日放送 NHKBS1 大相撲春場所二日目)
↑そんな正代の底力を改めて感じさせる一番が昨日ありました。
松鳳山
(画像出典:2016年3月14日放送 NHKBS1 大相撲春場所二日目)
↑相手は松鳳山。松鳳山というと、一年前、遠藤が左膝に大怪我を負ったときの相手なので、荒々しいイメージがあり、正代大丈夫かな……とちょっと心配に思っていました。
(画像出典:2016年3月14日放送 NHKBS1 大相撲春場所二日目 画像内矢印は筆者)
↑正代、緊張しているのか、目をこすっているし……。
(画像出典:2016年3月14日放送 NHKBS1 大相撲春場所二日目)
↑しかし、時間いっぱいで構えに入った正代からは、覚悟を決めたようなどっしりとした安定感が漂いました。
そして……。
ビンタ
(画像出典:2016年3月14日放送 NHKBS1 大相撲春場所二日目 画像内矢印は筆者)
↑立ち合い。松鳳山の張り手が正代の左頬に飛びました。
またビンタです。
正代は、先々場所(2015年11月)も常幸龍にビンタを食らっており、なんだかビンタされてばかりの印象があります。
しかし!!
(画像出典:2016年3月14日放送 NHKBS1 大相撲春場所二日目)
↑正代は、張り手を意に介さず松鳳山に体当たり。
(画像出典:2016年3月14日放送 NHKBS1 大相撲春場所二日目)
↑そして松鳳山を突き飛ばす!
(画像出典:2016年3月14日放送 NHKBS1 大相撲春場所二日目)
↑隙を与えず、突いて、押しての連続攻撃!
(画像出典:2016年3月14日放送 NHKBS1 大相撲春場所二日目)
↑俵の上で身を反らし必死に堪えていた松鳳山も、さすがに耐えきれず、俵の外に足を着きました。
(画像出典:2016年3月14日放送 NHKBS1 大相撲春場所二日目)
↑決まり手「突き出し」で正代の勝利。土俵を下りると、こうしてどこか心もとなげな雰囲気になるところが、相撲の強さとギャップがあります。
ビンタにひるまない
しかし、今回の正代の相撲には驚きました。正代といえば、強い腕の力を使って相手をぶん投げるような相撲のイメージがありましたが、突いて、押しての相撲もできるんですね。
バリエーションの豊富さに、ますます将来性を感じます!
そして、張り手されてもスピードを落とさずまっすぐに相手にぶつかっていくところがすごいです。
ここまでビンタの効かない力士も初めて見た気がします。正代の強みだと思います。
解説の親方陣からも褒められることの多い正代。今後の活躍が楽しみです。
どうか怪我だけはないように……。頑張れ正代!