なんと、琴欧洲が引退を発表しました。
引退力士情報を更新しました。
元大関 琴欧洲は現役を引退し、年寄「琴欧洲」として後進の指導にあたります。
http://t.co/frUfMW3uPd #sumo
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) 2014, 3月 20
大関から関脇に陥落し、二場所目だった今場所。
今場所が始まる直前に更新されている本人のブログ記事を見ると、『あした から 場所 はじまります がんばります』とあり、意欲がうかがえます。
八連敗
しかしふたを開けてみれば、初日の白星以降、続く八連敗……。
結果として、琴欧洲現役最後の取り組みとなったのは、十日目の白鵬戦でした。
(画像出典:2014年3月18日放映 NHK総合 大相撲春場所十日目)
(画像出典:2014年3月18日放映 NHK総合 大相撲春場所十日目)
(画像出典:2014年3月18日放映 NHK総合 大相撲春場所十日目)
↑この取り組みに負けたことで、『自分の(現役の)終わりが来たと感じた』(*1)そうです。
白鵬は琴欧洲とほぼ同時期に三役になった力士で、毎日のように稽古をした間柄だといいます。(*2)
『最後に白鵬関と取れて幸せだった』(*3)と琴欧洲。
白鵬は琴欧洲の引退について、
『びっくりしました。まだまだ取れるんではないかと思っています。出島関や雅山関のように、大関から下がっても頑張って相撲を取り続けて上位を苦しめた力士がいたわけで、そういう選択をしなかったということはよほど体の状態が悪かったのではないか』(*4)
と語っていたそうです。
琴欧洲の化粧まわし
(画像出典:2014年3月15日放映 NHK総合 大相撲春場所七日目)
↑この化粧まわし。デザインがとても素敵で印象的でした。もう、この化粧まわしをつけた琴欧洲の土俵入りが見られなくなると思うと寂しいです。
今後は後進の指導にあたるという琴欧洲。これからも相撲界に残ってくれるということが、寂しさの中でも一点、明るい希望として残ります。
私が大相撲というものを熱心に見始めてから初めての引退幕内力士は琴欧洲ということになりました。
誰もがいずれは引退するとわかっていても名残惜しいものです。
(出典:*1,*2,*3:2014年3月20日配信 毎日新聞「度重なるけがに悩まされ 引退の琴欧洲」
*4:2014年3月20日放映 NHK総合大相撲春場所十二日目内太田雅英氏のリポート)
遠藤VS松鳳山
琴欧洲と鶴竜(今日金星を挙げた)の話題に押され、ニュース番組で遠藤と松鳳山の取り組みについてはほとんど取り上げられませんでした。
でも今日も、遠藤は頑張っていました!
(画像出典:2014年3月20日放映 NHK総合 大相撲春場所十二日目)
↑強烈にビンタ(張り手)されても!
(画像出典:2014年3月20日放映 NHK総合 大相撲春場所十二日目)
↑上手投げをされそうになっても!
(画像出典:2014年3月20日放映 NHK総合 大相撲春場所十二日目)
↑土俵際に追いやられても!
(画像出典:2014年3月20日放映 NHK総合 大相撲春場所十二日目)
↑諦めず、粘りの相撲で押し返し、松鳳山を土俵外へ押し出して勝利!
見ていて、「うわーもうこれはダメだ!」と何度も思ったのに、簡単にへばらないところが遠藤の良いところ!!
(画像出典:2014年3月20日放映 NHK総合 大相撲春場所十二日目)
↑琴欧洲という巨星が一つ去ったけれど、新たな星が生まれ、こうして輝きを放つ。
遠藤よ、これからもまっすぐな相撲で歩み続けてくれ! そして、できる限り長く、現役力士として相撲を取り続けてほしい!