2016年の元日に「孤独のグルメお正月スペシャル~真冬の北海道・旭川出張編」が放送されるということで、旭川市民としてちょっと緊張しながらも楽しみに待っていたのですが……。↓
(画像出典:2016年1月1日放送 Tvh1 孤独のグルメお正月スペシャル)
↑ついに!! そのときが来た!!
雪景色
一時間の放送をじっと見たのですが、結論としては、旭川らしさがとてもよく表現されていたと思います。
(画像出典:2016年1月1日放送 Tvh1 孤独のグルメお正月スペシャル)
↑まずこの、旭川空港から旭川駅へ連絡バスが走るシーン。
旭川出張編が放送されると発表されたのが2015年12月10日なので撮影はそれより前だと思いますが、12月上旬まで、旭川は雪がちょっと積もっては解けの繰り返しで、あんまり景色的に冬らしくありませんでした。
ですから、ちゃんと「真冬の北海道」というサブタイトルにふさわしいような雪のある風景が撮れたのか心配だったのですが、一応、うっすらと、ところどころに草が顔を出しながらも全体が雪で覆われた情景が映し出されてホッとしました。
食
そして肝心の食。
一体、どんなお店でどんな物を食べるのか? せっかく旭川まで来てもらうのだからぜひ美味しいものを食べていただきたいが、主演の松重さんによる事前コメント『はるばる来たのに、しかもお正月なのに「これかい!」と肩透かしを食らった気分にさせて』(*1)を読むとちょっと不安を感じます。(引用*1:oricon style)
しかし、結果としてはナイスチョイス! とても北海道感・旭川感のある料理内容だったと思います。↓
(画像出典:2016年1月1日放送 Tvh1 孤独のグルメお正月スペシャル)
↑一軒目に訪れた「独酌 三四郎」で五郎さんが頼んだものはこちら。
メインが旭川名物の「新子焼き」(しんこやき)(若鶏の半身を素焼きし、味付けした料理)(*2)(引用*2:wikipedia)
汁物は北海道愛別町産きのこ7種の「きのこ汁」。
飲み物は北海道限定「とうきび茶」。
(画像出典:2016年1月1日放送 Tvh1 孤独のグルメお正月スペシャル)
↑そしてメインその2が「身欠にしん焼き」。
(画像出典:2016年1月1日放送 Tvh1 孤独のグルメお正月スペシャル)
↑二軒目の「自由軒」では、「カニクリームコロッケ」に「ホッケフライ」。
新子焼き、愛別きのこ、とうきび、カニ、ニシン、ホッケ……と、北海道らしさ、旭川らしさ満載です!
旭川ラーメンとか、ジンギスカンとか、いかにもな旭川グルメではなく、ちょっとひねったチョイスなのが「孤独のグルメ」らしくて良いです。
魚介類も、ウニやイクラなどの高級系ではなくて、ニシン、ホッケという大衆的かつ北海道的な線を見事に突いています。
冬の空気感
あと、店内(特に一軒目の居酒屋)の、「冬の凍えた空気感」がとても旭川らしかったと思います。
(画像出典:2016年1月1日放送 Tvh1 孤独のグルメお正月スペシャル)
↑きのこ汁をすするときの、この湯気!
ここまで湯気が上がるということは室温が低い証拠で、寒い中で熱々の汁をすする感じがよく出ていました。
文化
旭川の文化面に触れていただけたのもありがたかったです。↓
(画像出典:2016年1月1日放送 Tvh1 孤独のグルメお正月スペシャル)
↑五郎さんが仕事で訪れた、「近藤染工場」。こちら、明治31年創業の老舗染め工場。(こんな染め物屋さんが旭川にあるって知らなかった……涙)
(画像出典:2016年1月1日放送 Tvh1 孤独のグルメお正月スペシャル 画像内矢印は筆者)
↑ちゃんと、旭川市のシンボルキャラクター「あさっぴー」も登場していました。
感謝
そんなこんなの、「孤独のグルメ旭川出張編」。
旭川についてよく調べてくださって、本当の旭川の雰囲気を伝えようとする制作者さんたちの愛情を感じました。
最初で最後となるであろう、旭川編。その一発で、旭川の真髄を見事に描いてくださったと思います。
五郎さん、旭川に来てくれてありがとう!
ちなみに、旭川名物「新子焼き」、私はまだ食べたことがありません!
五郎さんが食べていたの、美味しそうだったなあ。
市内で新子焼きを提供している店を調べて、今年中に一回は食べてみたい~~!!
ちょっとした新年の野望ができました(笑)。