2015年大相撲名古屋場所、四日目!
(画像出典:2015年7月15日 NHK総合1 大相撲名古屋場所四日目)
↑今日の遠藤は、顔つきが違う!
(画像出典:2015年7月15日 NHK総合1 大相撲名古屋場所四日目)
↑鋭い眼光。内に秘めた闘志がみなぎっています。
闘志の理由
遠藤がここまでキリッ!! とした表情をしているのには理由があると私は感じていました。
それは、昨日の敗戦……。
千代大龍(ちよたいりゅう)との取り組みで、遠藤は、少しも相撲を取らせてもらえないまま土俵から弾き飛ばされてしまいました。↓
(画像出典:2015年7月14日 NHK総合1 大相撲名古屋場所三日目 画像内文字は筆者)
(画像出典:2015年7月14日 NHK総合1 大相撲名古屋場所三日目)
↑土俵の下から戻ってきた遠藤。
その後、『敗れた遠藤は顔を真っ赤にして、(略)何も答えてくれませんでした』という、花道奥に控えているアナウンサーからのコメントがありました。
顔が真っ赤になるなんて、よほど自分への怒りと悔しさに燃えているのだろうなと思いました。
でも、普段はポーカーフェイスの遠藤が顔色を変えるほどの悔しさをたぎらせたなら、次の取り組みではきっとやってくれる!!
そう思っていたので、今日の遠藤の覚悟を決めた眼差しには納得するものがありました。
時天空戦
(画像出典:2015年7月15日 NHK総合1 大相撲名古屋場所四日目 画像内文字は筆者)
↑仕切り。遠藤がまっすぐ対戦相手(時天空:ときてんくう:モンゴル出身)を見据えます。
(画像出典:2015年7月15日 NHK総合1 大相撲名古屋場所四日目 画像内矢印は筆者)
↑立ち合い! と同時に、遠藤の左頬に強烈な張り手が飛びます!
(画像出典:2015年7月15日 NHK総合1 大相撲名古屋場所四日目)
↑しかし遠藤、まったくひるまず時天空と激突!
(画像出典:2015年7月15日 NHK総合1 大相撲名古屋場所四日目)
↑遠藤は首根っこを押さえられながらも、倒れずついていき、逆に時天空を押します!
(画像出典:2015年7月15日 NHK総合1 大相撲名古屋場所四日目)
↑そのまま「押し出し」で勝利!
(画像出典:2015年7月15日 NHK総合1 大相撲名古屋場所四日目 画像内矢印は筆者)
↑勝ち名乗りを受けたあと、土俵下に立つ遠藤。ビンタをくらった左頬は、まるで寒い中で遊んだ子供のように赤くなっています。張り差しを受けてここまで頬を赤くしている力士を見たことがありません。よほどきつい張り手だったのでしょう。
けれど、そんなこと、蚊に刺された以下くらいにしか思っていないような遠藤の平然とした顔つきに、力士としての逞しさを感じました!
前向きさが現れている
左膝を怪我した状態で相撲を取るという荒業を成し遂げるため、遠藤も日々、試行錯誤なのだと思います。
全力で相撲を取りながら、膝を悪化させない程度の慎重さも保つ。
昨日はきっと、「全力」と「慎重」のバランスが「慎重」寄りになりすぎて、遠藤の中で納得のいかない相撲になったのかもしれないと想像します。
でもその未消化感をそのままにせず、対策を練って翌日の相撲にすぐ反映させるところに、遠藤の前向きさが現れていると思います。
日本中の遠藤ファンが応援しているぞ!! 頑張れ遠藤!!