2016年初場所、千秋楽。
なんとっ! 新入幕の正代が10勝を挙げて敢闘賞を受賞しました!!
(画像出典:2016年1月24日放送 NHK総合1 サンデースポーツ)
↑初土俵から12場所目での三賞受賞となりました。
これは、初代若乃花(元・横綱)の「9場所」に次ぐ歴代二位の早さで、年六場所制となった1958年(昭和33年)以降では史上最速(*1)なのだそうです。(*1参考:livedoor news)
正代……大器だとは思っていたけれどすごすぎる!!
正代の魅力
「遠藤関のようなきれいな相撲に憧れている」(*2)という発言から注目し始めた正代。↓(引用*2スポニチアネックス)
しかし、正代の相撲を見ているうちに、その相撲っぷりに惹かれて、「注目力士」から「応援力士」に自分の中で格上げ。↓
幕内に上がってからは、たとえ遠藤が休場でも正代の取り組み見たさに大相撲中継を見る、そんな存在になりました(昨年の三月場所は、遠藤が途中休場して以降は大相撲中継自体を見る気が失せたのに)。
なぜ正代のことをそこまで自分は気に入ったのか? 正代の相撲の何に魅力があるのか?
考えたところ、正代の都会的で洗練されている相撲が私は好きなのです。
冷静
(画像出典:2016年1月24日放送 NHK総合1 大相撲初場所千秋楽)
正代って、攻め込まれても慌てる感じがありません。常に自分の状況を把握し、チャンスをうかがって、隙があれば的確に反撃に出ます。
動きに無駄がないです。猛然と闇雲に突進していくのではなく、ピンポイントで、「効く」攻撃を出す感じ。
その、ジタバタしていない冷静な相撲は正代独特のもので、余裕を感じさせる、魅力ある相撲だと思います。
人柄
相撲は冷静で強いのに、緊張しがちな人柄であるというのもまた魅力です。
本番に強いということですよね。それってつまり、事前に努力をしっかり積んでいるということだと思うので、そんなところにも共感を覚えます。
12日目の大相撲中継の中で、正代が「最近はあまり緊張しなくなった」と言っていたと紹介されていて、あれ、「ドキドキ正代」はもう終わりなのかな? と少し寂しく思っていたのですが、今日、来場所(3月場所)について「もっと、当たり負けしないようにしたい。できれば誰ともやりたくない…」(*3)と発言していたとのことで、「ドキドキ正代」は健在なんだなと思って安心(?)しました。(*3引用:livedoor news)
これからも、「ドキドキしながらもなぜか強い正代」で頑張ってほしいです。
初場所・総括
今場所は琴奨菊が日本出身力士として10年ぶりの優勝ということで本当にめでたく、正代も初入幕で敢闘賞受賞と、一年の始まりにふさわしい華々しさがあり、千秋楽を終えて充実感があります。
遠藤の怪我の状態だけは気になるところですが……。
遠藤のことだから、一人で苦しみを抱えて耐えているんじゃないかと心配です。焦らず、養生して、炎症を落ち着かせてほしいです。
遠藤や正代が幕内の上位・役力士として大活躍する日を想像すると楽しみです。
頑張れ遠藤! 頑張れ正代!