遠藤が大銀杏姿を初披露した2015年夏場所に合わせるように放送が始まった、永谷園お茶漬け海苔のCM「大銀杏」篇。↓
(画像出典:2015年5月21日 北海道文化放送1 すぽると! 内CM)↑目をつぶって腕を組んだ遠藤が、床山(とこやま)さんに大銀杏を結ってもらう様子が描かれます。
大銀杏が完成し、それから。
(画像出典:2015年5月21日 北海道文化放送1 すぽると! 内CM)↑髷棒(まげぼう)で、横に張り出した部分の形を作り……。
(画像出典:2015年5月21日 北海道文化放送1 すぽると! 内CM)↑元結(もとゆい:丈夫な紙の紐)を握りばさみでパチンと切って……。
(画像出典:2015年5月21日 北海道文化放送1 すぽると! 内CM)↑大銀杏が完成!
目覚め
(画像出典:2015年5月21日 北海道文化放送1 すぽると! 内CM)↑すると、遠藤が、長年の眠りから覚めた大魔神のように腕組みをほどきます。
(画像出典:2015年5月21日 北海道文化放送1 すぽると! 内CM)↑そして言い放ちます。「本日、大銀杏!」
(画像出典:2015年5月21日 北海道文化放送1 すぽると! 内CM)↑土俵上を回る永谷園の懸賞。
(画像出典:2015年5月21日 北海道文化放送1 すぽると! 内CM)↑塩まきに合わせ、「永谷園の、お茶漬け」と遠藤のナレーション。
(画像出典:2015年5月21日 北海道文化放送1 すぽると! 内CM)↑「いただきます!」完。
上からの塩まき
大銀杏を結う手元がクローズアップされた、とても興味深いCMなのですが、一目見て気になる点がありました。それは、ここ!↓
(画像出典:2015年5月21日 北海道文化放送1 すぽると! 内CM)↑この、遠藤が土俵上に塩をまくシーン。遠藤はこのCM内で、手首のスナップをきかせ、ボールを投げるように塩を上から放っています。
しかし、本場所中、遠藤が実際に塩をまくのは下からなのです。↓
(画像出典:2015年5月24日放送 NHK総合1 大相撲夏場所千秋楽)↑CMなので、そこまでリアリティーを追求する必要もないわけですが、遠藤ファンとしてはやっぱり「なぜ遠藤の実際の塩まき動作と変えたんだろう?」と思います。
CMの製作者さんは、「上から」の方が「良い」と思ったからそちらを採用したはずなんですよね。
目線
「良い」としたら何が良いのか? 考えたところ、目線なのかなと思いました。
塩を下からまくとき、遠藤の視線は土俵上に落ちています。しかし上からまくとき、遠藤は顔を上げ、視線も上向いています。
その一瞬の雰囲気だけとらえたとき、強いて言えば、「上向き視線」の方が明るい感じがするかもしれません。
人は、落ち込むとうつむいて下向き加減になり、希望を持つと顔を上げ前を向く……というような傾向があると思います。
CMイメージが商品イメージに結びつくならば、少しでも「強く、明るい感じ」を求めたくなるかもしれない。それゆえの「上から塩まき」採用なのかな? と思ったりしました。
緊張?
もう一つ考えたのは、「遠藤が緊張しすぎた」説。
CM撮影で緊張した遠藤が、普段、自分が本場所でどのように塩をまいているかわけがわからなくなり、上からだったような気がして上からまいてしまった。……みたいな。
……さすがにそれはないか……(笑)。