2014年大相撲秋場所7日目。「逸ノ城（いちのじょう）」という力士の快進撃に注目が集まっていました。
↑モンゴルの遊牧民の長男で、今場所から幕内に上がったばかりの21歳。まげも結えないざんばら髪ながら、初日から六連勝中。
一体、誰が逸ノ城を止めるのか？ 止められずに、このまま連勝記録を打ち立てるのか？
勢
↑対するは勢（いきおい）。実家が寿司屋で、演歌好き。
↑先月は、演歌番組で歌声を披露してもいました。↓
大相撲力士「勢」（いきおい）が演歌番組で歌っているのを見ました。あんな若いのになぜ演歌？ 自分で望んで歌っているわけではないよね？ と思ったら……。
sumo.m-biotics.comそんな二人の取り組みは、予想以上に熱を帯びたものになりました。
鼻血
↑序盤、激しいぶつかり合いで鼻血を流す勢。
↑どっしり重たい逸ノ城に対し、渾身の力を振り絞ります。
↑そのまま投げる！
↑上手投げが決まりました！ 館内は大歓声！
↑底知れぬ強さを漂わせる新人・「逸ノ城」を最初に破った幕内力士は「勢」となったのでした。
格好良かった
<健康診断>勢は、採血が苦手な様子。#sumo pic.twitter.com/pncoGAOMLX
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) 2014, 2月 4↑注射が苦手で、採血時には顔をゆがめていたのに、逸ノ城との取り組みでは鼻血を出しながらも弱気な顔は一つも見せずに闘い抜いた勢。
逸ノ城の肩に落ちた自分の血を見ても動じないその姿は、THE・力士でした。格好良かったです！
追記：この取り組みは印象的だった
2017年追記：勢（いきおい）といえば、私の中では今でも上記の取り組みが真っ先に浮かびます。
このとき、逸ノ城を投げ飛ばした左腕。私は密かに「黄金の左」と呼んでいます（笑）。
